スポーツターフのはなし② ~W・O・S~ - 島根県立サッカー場 -

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スポーツターフのはなし② ~W・O・S~

 前回、スポーツターフには暖地型と寒地型の芝があることをお話しました。通常、前者を夏芝、後者を冬芝と呼ぶこともあります。暖地型は生育温度(植物が最もよく生育する温度)が25℃~35℃、寒地型は16℃~24℃です。暖地型は夏に最も良く成長し、晩秋から冬には茶色になり枯れた様になります。でも本当に枯れているのではなく茎や根に養分を蓄えて眠っている、いわゆる休眠(動物でいえば冬眠)しているのです。
 でも、皆さん夏芝を採用している会場のJリーグの試合でのピッチは年中、緑ですよね。なぜでしょう。それはWOS(ウィンターオーバーシーディング)という手法が使われているのです。簡単に説明するとピッチ上で芝の二毛作を行っている様な感じです。暖地型の芝の上に寒地型の芝の種子を蒔いて一年中緑に保つ方法です。ベースとなる暖地型芝は前回もお話ししましたがティフトン芝(ティフトン419)が主流です。寒地型芝はペレニアルライグラスやアニュアルライグラスが多く使用されます。
 年間のながれとしては、9月下旬から10月中旬にかけてティフトンの上にライグラスの種子を蒔いて発芽させ、翌年の5月~6月くらいまでティフトンの上に寒地型芝が覆っている状態にします。6月ぐらいに芝の低刈りや合わせて散水の量を控えます。又、バーチカルなどの更新作業を行い徐々に寒地型芝を少なくし暖地型に切り替えます。この作業をトランジッションと呼びます。特に寒地型から暖地型に切り替えることをスプリングトランジッションと呼びます。年中グリーンのピッチは暖地型と寒地型の芝の二毛作により保たれているのです。

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