スポーツターフのはなし⑩ ~スタジアムその1~ - 島根県立サッカー場 -

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スポーツターフのはなし⑩ ~スタジアムその1~

 アジアカップのSAMURAI BLUE、日本代表の戦いは素晴らしかったですね。サッカーの技術指導、審判に係わっている私個人としても発見が一杯ありました。長友のクロスの精度、李選手のボレーも素晴らしかった、岩政の鬼気せまる空中戦も心打たれました。ファイナルのレフリーのイルマトフもグットレフェリングでした。流石、ワールドカップ2010の開幕戦レフリーだと感じました。最新の潮流にのったレフリング、良かった。他にも一杯ありましたが、スタジアムを管理する者としても興味深いことがいくらかありました。今回はややスポーツターフの話しからそれますが、スタジアムの係わる事について、良いタイミングなので少し触れたいと思います。

 今回のアジアカップはTV画面からの印象ですが、ピッチのコンディションは素晴らしかったと感じています。芝種は気候から考えてバーミューダグラス、又は他の暖地型芝と思われます。日本で使用されているスポーツターフと同じと考えて良いでしょう。以前の話のなかで近年は異常気象のためスポーツターフの状態は全体的に良くないとお話しました。では、カタールのピッチ状態が良いのはなぜか、考えられる要因の一つは、観戦する時に雨の心配(年間の降雨量が50mmくらい)が無い為、スタジアムに屋根があまり無いことです。

 以前、「Jリーグを開催するスタジアムは屋根に全体が覆われている為、ピッチの日照が悪くなり芝の生育に支障をきたしているスタジアムが多い」というお話をしました。スポーツターフの育成には日光が重要です。特に朝日が良く当たるピッチは心配が少ないと言えます。(皆さんも、自宅に芝を張る場合は日当たりをよく考えて下さいね)しかし、カタールのスタジアムはその心配がほとんど無い。芝の成長に水は欠かせませんが、スタジアムに水を撒くスプリンクラー施設が完備されていれば自然降雨が極端に少なくてもOK。バーミューダグラスだと塩分には極端に弱くないため、海水を浄化し塩分を抜いた浄化水でも使用可能と考えられます。グランドキーパーにとっては、とても管理しやすい環境ではないでしょうか。

 万博競技場のグランドキーパーの藤崎さんも「オレは屋根で覆われているスタジアムは管理したくないなぁ」と言っておられました。私も同感です。試合の状況から見てもボールも良く走り、ボールのバウンド感も問題なし、芝床の状況も良いと考えられます。芝の刈り込みもきちんと行われ、ゼブラも付いていました。しかし、?な点がありました。それは、次回に。


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