スポーツターフのはなし ⑰ ~専用スタジアムとターフ~ - 島根県立サッカー場 -

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スポーツターフのはなし⑰ ~専用スタジアムとターフ~

 前回、サッカースタジアムについて少しお話しをしました。
 その時に触れたのですがサッカースタジアムのターフの育成には日照が大きくかかわっているとお話しました。特にサッカー専用スタジアムと日照の関係は重要です。現代のサッカースタジアムは、昔の様に陸上競技場と併用ではなくサッカー専用競技場が主流です。

 例をあげれば、現在最も日本人プレーヤーが活躍しているドイツ・ブンデスリーガです。1974年に当時、西ドイツとしてワールドカップを開催しました。その時は、スタジアムのほとんどが陸上競技場でした。ファイナルの会場もミュンヘンのオリンピックスタジアムでした。

 しかし、2006年のワールドカップでは、12のスタジアムのうち9のスタジアムがサッカー専用スタジアムで行われました。大会の後に1つのスタジアム(シュツットガルト)が専用競技場に改修しています。そのため、ドイツのスタジアム事情は一変。リーガは多くの観客を集める様になりました。やはり、スタジアムの臨場感、選手との一体感は専用スタジアムでしか味わえないからです。なんと、2012~13シーズンの平均入場者は、45.000人にのぼり、ビジネス的には世界のトップリーグに成長しています。

 ちなみに、Jリーグ(J1)の平均入場者は17.000人です。香川選手が在籍し、近年のサッカービジネスで大成功を収めているドルトムント(BVB)のホームヴェストファーレン・スタジアムの平均入場者は、なんと80.000人!スタジアムの定員の実に98%の入場者数です。いかにサッカー専用スタジアムの重要性がわかると思います。プロサッカーリーグの成功のキーファクターはスタジアムの専用化と近代化なのです。

 しかし、専用スタジアムの場合、ほとんどの席を覆うように屋根がつけられます。観客の快適性を考えるとベストなのですが、ピッチのターフにとっては最悪の環境です。屋根によりピッチに届く日光が遮られるからです。ターフに日光は欠かせません。ターフには季節的休眠はありますが、殆ど葉の生産と維持の為にエネルギーを使っています。ターフではこのエネルギーフローがきわめて重要です。このフローに光合成を行うために日光は不可欠となります。現在、日照不足の為にピッチのコンディション維持に苦労しているスタジアムは少なくありません。



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